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診療所向け電子カルテについてのまとめ記事を読んでの備忘録



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非常に良くまとまった記事で勉強になる。できれば大病院の現状についても知りたい。



数字については覚えておくと仕事などで使いやすいのでメモしておく。

2009年の診療所向けの電子カルテ市場規模は「約121億円」、年間納入数は「約3300件」と推定される。今後は順調に推移し、2015年の市場規模は「約133億円」、年間納入数は「約3900件」と予測している。


市場規模はおよそ120億円、今後は130億円以上に増えると予想されているらしい。

また、なるほどなと思った観点。

賃料の高い都心で開業する場合、紙カルテを保管するカルテ庫スペースを確保するよりもコストパフォーマンスが良いため、その導入は必須になっているといえる。


僕がせまいマンション暮らしで本を持たずできるだけ電子書籍にしているのと同じですね(笑)
でも、確かに高い賃料を払って都心でビジネスを展開する以上、無駄なスペースは使えませんね。紙をなくすことはITの得意技の一つですし。

そしてITと言えば、ICT(Information and Communication Technology )とも呼ばれているだけあって、コミュニケーション、連携も強みですね。

診療所向け電子カルテが目指すのは「情報化による医療の質の向上と経営改善」である。今後地域医療連携のIT化が進めば、診療所のIT化は経営上避けられず、電子カルテは地域医療を行う上で診療所に必須のシステムとなる。

 病院向け電子カルテでは、近隣の病院が電子カルテを導入すると、周辺病院も刺激を受け、電子カルテ導入に積極的になる例も発生している。今後は、地域の中核病院や近隣の診療所のIT化に影響されての診療所向け電子カルテ需要も発生すると見込まれる。


地域医療連携の要は電子カルテであると。たしかに、中核病院と診療所で同じ電子カルテを利用して、それが双方向で通信を行えるようにすれば新たな価値を生み出していけそう。

そして今後の電子カルテに必要とされることとして以下のようなことが書かれている。

今後、診療所における電子カルテの普及を促進させるためには「既存開業医の開拓」が重要となる。そのため、ベンダー各社は従来の診察スタイルをできるだけ変えず、キーボード使用などの操作面がネックとなっている潜在ニーズを掘り起こすことにも努めている。具体的には、デジタルペンや定型文入力機能を導入したり、レセコン一体型電子カルテを投入して、レセコンのリース切れ時における促進策などを実施している。


今はやりのiPadのようなスレート型端末を入力デバイスとしてみても面白いかもしれませんね。そして、電子カルテとレセコンの融合も進んでいきそう。まとめてクラウド化とかも今後進んで行くんでしょうね。

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